Middle (半端)
白いドレスと黒のワルツ /
原稿用紙3枚分の反省文 /
世界を知りたい言葉たち /
一花の契り 彼方の吐息 /
大切なものすら手放せる /
亡者の祝福、聖者の祈り /
愛おしいほどに壊したい /
血にまみれた幸せと祝福 /
モラトリアムに還りたい /
創られないよう見守った /
ナイフの刃を掴むような /
ステンドグラスに映る星 /
キューピットの自動小銃 /
ユダに情熱的な抒情詩を /
トロージャンプログラム /
私のココロは今いずこ? /
牧師と聖杯と花嫁の薔薇 /
今宵、流血警報発令予定 /
増加の思惑、揺れる真実 /
下はそこそこ、上は無限 /
捨てたものほど愛おしい /
殴りつけた優しい温もり /
鎮魂ファンタム・グレイ /
ようこそニライカナイへ /
井の中の蛙、大海を拒絶 /
氷の中で呼吸をする胎児 /
愛する方法・僕の死に方 /
公開処刑のようなデート /
月光を飲み込むかぐや姫 /
夜の帳はひたひたそよぐ /
ならばいっそこの手で、 /
気持ちの裏に仮面の男爵 /
2つに分けた1つの恋人 /
蝶が散り落ちて雪になる /
屋根伝いでお邪魔します /
ロウソク越しに捉えた瞳 /
夕闇に紛れた最期の言葉 /
砂に埋もれた涙の行く末 /
甘いお菓子と無色の紅茶 /
人魚姫の歌声は僕のもの /
あなたの声で世界が廻る /
口付けは最後のデザート /
いらない子引き取ります /
血の色がもみじで消えた /
世界を知らない言葉たち /
アヴェ・マリアの子守唄 /
葬送フレイム・オレンジ /
冷たいなみだが降った夜 /
哀れな僕に慈悲を下さい /
掲示板に貼り付けた愛情 /
弾丸に愛と祈りと祝福を /
デルタ、私はここにいる /
霧と流れ星と3つの願い /
斜向かいの窓に架ける虹 /
クリムゾングレイの脅迫 /
そっと覗いた扉の向こう /
肩先が触れただけの関係 /
宇宙の外側から覗く果て /
悪戯な足跡を辿る兎の話 /
歪な世界で君を見つけた /
プラネタリウムトンネル /
昨日の明日に手を振った /
絶望という名の木の下で /
生きてる音がしない肢体 /
泣きつかれた小さな悪魔 /
青い瞳が溶けたソーダ水 /
真っ暗闇であなたと2人 /
歩き続けて、どこまでも /
とても小さな内緒のお話 /
彗星を捕まえにあの丘へ /
薔薇を一輪、それが花束
三日月に歪む二つのレンズ /
金魚鉢から見た世界の全て /
時刻の合わない二つの時計 /
狼に噛み付かれた歪な太陽 /
戦う人、戦い続ける果てに /
軽くなった体に冒険の記録 /
鍵括弧だらけのラブレター /
世界は終わり、話も終わり /
淋しい、寂しい、傍にいて /
世界が崩れる音が聞こえた /
いっそ皆で馬鹿になろう! /
意味の無い言葉であるけど /
毒入り林檎は如何ですか? /
ごめんなさい<ありがとう /
みんなの幸せを形にしたよ /
この感情は食べられません /
こういう答えもあるんです /
見守ることなく捨てられた /
人生における殺人の一場面 /
神様の泣き声が降って来る /
求めた真実は本物でしたか /
彼女を埋める二つのピアス /
地球儀の世界が好きなんだ /
犯罪者だらけのバスツアー /
君が泣く、音が聞こえたよ /
困ったなんて顔しないでよ /
叫びは形になることも無く /
想えば想うほど貴方は遠く /
合わせ鏡と空っぽの万華鏡 /
王座に座った小さな白い鳩 /
とても綺麗な 嘘 なんだ /
特別なものなど欲しくない /
聖夜のキャンドル火事の元 /
暗い部屋で太陽は輝かない /
毒林檎を一つ、くださいな /
握手でお別れ、キスで再会 /
落としたのは真っ赤な斧? /
くしゃくしゃに丸めた告白 /
記念すべき死におめでとう /
いつか死ぬと判っていても /
孤高の戦士は祈りを続ける /
オイルとネジで動くこの体 /
錆色のりんごを召し上がれ /
ここは誰も知らない黒猫街 /
似ているだけ、同じだけ、 /
コップの中に夢を満たすの /
寝言と言うなら寝てやろう /
床に散らばるガラスの破片 /
ヒト科は嫌い 人間は好き /
中途半端な愛ならいらない /
どうせこっちは行き止まり /
既に潰えた言葉と知っても /
声が出ないほどの恋苦しさ /
優しい声で眠りにつかせて /
こんなに僕らは一つなのに /
ダークブルーに愛を囁いて /
いち、にの、さんで深呼吸 /
偽悪と偽善の2人の内緒話 /
矛盾を孕む祈りをささげる /
指先が優しいのは誰のため? /
2人を隔てる過去形の未来 /
憎しみを綴ったラブレター /
はじめから独りでしかない /
凍らせた太陽を窓辺に飾る /
アダムとイブの秘密の箱庭 /
書きかけの日記に嘘を吐く /
青い星のペンダントトップ /
プラットホームに二人きり /
当てもなく生かされる関係 /
いずれ分かる事だとしたら /
追いかけてくる声、声、声 /
頭を垂れろ、誓いを述べよ /
その笑顔のまま抱きしめて! /
もしもの世界が終わるとき
ほろ苦いコーヒー色のため息 /
声を聞いた、それだけなのに /
たとえば銃の代わりに花束を /
黒ヤギさんは読まずに捨てた /
遅すぎた夏の午後にお別れを /
最初で最後のアダムとイヴへ /
もうだめだ、そんな気がする /
壊してやろう、心を、自分を /
声が嗄れるほど名前を読んだ /
生きていた君と死んでゆく僕 /
ようやく見つけた鳥籠の安息 /
底無しの愛情、無制限の憎悪 /
本当に大事なものは最後まで /
手に届く幸せがちょうど良い /
愛しすぎて愛せなくなる前に /
奇跡の行方は分からずじまい /
君がいない、なのにシアワセ /
澄んだ空気に溶けていく身体 /
止まったままの心電図と点滴 /
こんなにも甘い涙だなんて、 /
君が好きだと言った椿を捧ぐ /
底なし沼に消えたペアリング /
金魚の気泡は希望が満ちてる /
剥製になった天使は傍にいる /
心臓に貼り付けた貴方の写真 /
ずっとずっと、待ってました /
手を伸ばしても届かない距離 /
涙の代わりに笑顔をあげよう /
許される限りの祈りを捧げる /
要らなくなったらすぐ呼んで /
積み上げられた未開封の手紙 /
千切れた薬指を小瓶に詰めた /
これほどまでに言葉に詰まる /
ギロチンの下でキスをしよう /
カラスの濡れ羽色をした口紅 /
青い鳥と虚空に沈む夢を見た /
君の元まで飛べたら良いのに /
此処から踏み出す最初の一歩 /
恋焦がれる時間も待ち遠しい /
美しい祈りに言葉は要らない /
モノクロ写真に色をこぼして /
色褪せた瞳で何を見たいの? /
私が消えても世界は消えない /
廃れた小屋が僕らの秘密基地 /
二人なら永遠だって怖くない /
ハニードルチェの待ち合わせ /
なんてことない日常の忘れ物 /
エイプリルフールに愛の告白 /
泣くために寂しい唄を歌おう /
ほんのささいな口約束だけど /
ハッピーエンドは終わらない /
底なし沼の上で踊りましょう /
綺麗ごと尽くしの世界に乾杯 /
今年の花火も終わりを告げる /
そんな声で名前を呼ばないで /
瞳の色が涙になって零れ出る /
冷たい壁が今はとても心強い /
それはまるで刷り込みの様に /
喉元を食いちぎるような愛撫 /
思い出の底で眠り続ける君に /
もう少し優しい愛をください /
風船を割ったそこにあるもの
恵む人、自分のシアワセ見失う /
伝えたいことは、どこにも無い /
頬に付いた生クリームをペロリ /
無限ループから抜け出せない! /
ご覧、お前の影が笑っているぞ /
血を吸うのは鬼だけじゃないよ /
セント・ニコラスにプレゼント /
触れたら最後、ならば触れない /
ぎゅっと、抱きしめてあげよう /
ペシミストが見せた最後の正夢 /
命の数だけ薔薇を包んであげる /
橙の毒々しさといったら、もう /
言葉ほど鋭い牙を私は知らない /
オプチミストは自分を知らない /
天国まで この先 しばらく直進 /
小さな箱庭をずっと守っていた /
一人ぼっちの神様は泣いている /
この歌が誰かに届かなくても、 /
発光ダイオードよりも優しい光 /
声にするたび死ぬ逝く言葉たち /
もうこの心臓はあなたのものに /
きらきら、きらきら、太陽の人 /
いずれ果てる 約束は まだ、 /
死んでも良いからどうか生きて /
キミはボクらのむーどめいかー /
まっすぐに落ちてゆく素直さと /
羽なんか無いのにふわふわ浮遊 /
氷に閉ざされたまま静かに眠れ /
放物線を描いた広いキャンバス /
永劫の終わりは鐘の音を連れて /
蕾の中で丸くなる赤子のように /
美しさの中の儚さが際立つ刹那 /
ウソツキウサギはドコ行った? /
ブラック・ホールへ連れてって /
悲しくて悲し過ぎて僕は笑った /
雨よ、穢れた涙を隠しておくれ /
混ざることのない二つの同じ色 /
たくさんの願いに小さな反逆を /
空が明けて新しい今日を告げる /
ニアイコールで結ぶ殺意と愛情 /
ナンセンスな会話は今夜も続く /
綺麗な明朝の端書は泣いていた /
白い犬に乗って果てまで行こう /
かさつく唇は茨を守る棘のよう /
あなたの涙を忘れてしまう前に /
ココアパウダーが降り積もる夜 /
目隠しを外さない君の手を握る /
くるくる回って恋に落ちていく /
今夜の雨は砂糖よりも甘かった
憎しみは風船に括って空へと還せ /
昇れ昇れ昇れ!高く!あの空へ! /
ピーナッツバタークリームな毎日 /
消えそうな鼓動が聞こえますか? /
耳を澄ませば時の音が心に謳った /
左は右に憧れて右は左に嫉妬した /
死んじゃったのは君、それとも私 /
涙なんてすぐに尽きてしまうから /
うっとりするほどハスキィボイス /
ボーイ、君との遊びはもうお終い /
真実は時に残酷 虚偽は時に病弱 /
たった一つの空を君と分け合った /
影に縋って影が笑って影と生きる /
最後はバターナイフを振り下ろす /
忘れたのは思い出だけじゃなくて /
コチラは白い猫 アチラは黒い猫 /
脆い命はガラスに閉じ込めました /
「どうぞよろしく」見知らぬ人へ /
絶望を掴め、希望を喰らい尽くせ /
涙と憎しみから生まれた子供たち /
青銀色の月を喰らうのは漆黒の夜 /
ガール、君との遊びはこれっきり /
地平線に横たわるアトリビュート /
生ぬるい希望に浸かって描く夢、 /
私が私であることを証明しなさい /
遠い春、冬が繋いで、呼び寄せる /
恋する方法を知らない可愛い人よ /
さよならと言わずにすむ終わり方 /
追いかけて追いついて追い越して /
絡め取った指先がぱたりと消えた /
花がほころぶように笑う君が好き /
2人だけの箱庭はそっと壊された /
優しい罪を塗り固めて造った正義 /
手の平を空にかかげて月を掴んだ /
願い方も祈り方も忘れてしまった /
ふわり香る甘いコロンと苦い煙草 /
引き金を引いてハートを飛ばして /
おかえりなさい、恋し日の過ちよ /
空も海も森も星も全部君にあげる! /
好きじゃないけど恋だと思ってた
ハニーシロップにひたした甘いキス /
君がいない世界なんて滅んでしまえ /
「大好きだよ」そう言って、彼は、 /
ペンギンが飛ぶのは海という名の空 /
正解はアミダクジだけが知っている /
あまりにも似すぎたそれを拒絶した /
さようなら 忘れ去られた悲しみよ /
涙が欲しくて奪ったんじゃないのに /
小さな幸せを抱き締めて今は眠ろう /
深海魚だって宇宙に馳せる夢を見る /
クロッカスに本音を束ねて捧げます /
流れ星を食べつくしたお月様のお話 /
もう、僕には歌しか残ってないんだ /
どこまでも、いつまでも、続く物語 /
暗い部屋では銃と心臓は出逢えない /
冷たい手と、冷たい頬と、暖かい隣 /
振り返れば自分の影だけただ、一つ /
その愛がこの俺を殺すとも知らずに /
呪詛を吐くような告白は罪にも似て /
悲観主義者は100%の肯定を否定する /
今この場に必要なのは体温と唇だけ /
夜毎に望む月はきっと美しいはずだ /
取りこぼした未来と掴みあげた過去 /
契約の代償は飛び切り甘い貴方の心 /
柔らかい棘がいつまでも指先に残る /
こっちを向いて、視線をちょうだい /
在るか無いかただそれだけだのこと /
この恋に名前をつけて保存しますか? /
上手に泣いてあげられなくてごめんね /
ひとりよりふたり ふたりよりぼくら /
色眼鏡で見た世界はとても美しかった /
私はその言葉が死んだのを知っている /
所詮そんなものだと笑い捨てたくせに /
夢から覚めたら、涙が溢れ出したんだ /
幸も不幸も価値がないと祈り続けます /
右手は君を守る手、左手は君と繋ぐ手 /
体内から砂のように零れ落ちる苦しみ /
ただ ただ 思いは一途 飛んでいく /
いつか、この広い世界で死ねたらいい /
孤独を押し固めたデザートが食べたい /
二度とかえらない恋だと、気づいてた /
君宛の遺書を死ぬ前にしたためました /
背中に刻まれた翼にも似た二対の爪痕 /
いきなりトップギアに入れちゃおうか /
忘れるたびに笑顔を舐めるそんな戯言 /
太陽が溶けたのを、僕は確かに、見た /
手を伸ばした、霧散した、涙は出ない /
死神と人間と2人のための優しい運命 /
忘れるな。これはお前を愛した代償だ /
棺おけに眠る死肉はいつまでも温かい /
泥水の中であなたに抱かれる夢を見る /
あの時散ったのは私が愛でた蝶でした /
スプーンから零すようなそんな、視線 /
好きだと気づく前に恋をしていました /
そうして笑顔のまま彼は去っていった /
落ちてくる雫を救い上げて飲み込んだ /
愛したい、愛して欲しい、愛し合おう /
そして最後に泣くのは、他でもない君
雨の日は黒い傘に空を塗って出かけよう /
君が泣けば僕は冷静でいられるだろうか /
アップルパイのくせに林檎がないなんて /
花弁が土に溶ける前に 君に 触れたい /
夢が終わりを告げて、新しい夢が始まる /
血を流すほどに噛み付いたのは愛ゆえか /
君が残した足跡さえ消し去ってしまおう /
十字架を棄て去る覚悟が在ると言うのか /
冥福なんて最初から誰の為でも無かった /
とっても嫌な予感だけはいつもしている /
拝啓 私を知らないこの世界の人たちへ /
聖母よ、悪魔の魂を摘んだ私を恨むのか /
だって私は一人じゃ生きていけないから /
どれだけ思想を集めても中身は軽いまま /
あなたのために生きているわけじゃない /
温かい幸せをひとさじの砂糖と溶かして /
眩暈が私を操作して、私は遂に離脱した /
糸を辿れば出口に出られると信じていた /
愛せないのは私の心、残骸、そして真実 /
孤独こそがボクを癒すたった一つの空間 /
赤い液体は寂しさを伴って地面に溶けた /
生き、そして絶えろと首筋を這う赤蜥蜴 /
まるで恋をしてるような不器用な愛し方 /
青空の下で取って置きのお茶を飲もうよ /
君に逢いたいと祈るささやかなこの想い /
愛し方を間違えたのは貴方だけではない /
抱きしめたら口付ける前に愛を叫ぼうか /
束縛して傷つけてそれでもずっと窮屈で /
未完成の地図に新しい未来を上書きした /
書き留めたのは取り留めのない恋の言葉 /
悲しくないよ、ずっと傍にいるのだから /
0時になっても魔法が解けないシンデレラ
もう遅い、遅すぎた、戻りたい、戻れない /
綺麗な毒 甘い毒 けれども 見えない毒 /
知らない街で僕らは震える手を硬く繋いだ /
少年の恋心は小さな一番星へと姿を変えた /
独りで産まれて二人で生きて独りで死んで /
この無駄な言葉も誰かの意識で意味を成す /
誰も居ない宇宙の中で僕はふっと息絶える /
最期に思い出したものが私であったと願う /
いたいよ、いたくていたくて、あいたいよ /
ミスインプリンティング(刷り込み失敗) /
触れられない筈の悲しみに触れてしまった /
ためしに塗ったマニキュアは血の色だった /
間違いを犯す前に 駄目だと どうか拒んで /
酷く泣きたい時に、泣けない自分に大笑い /
声を嗄らして 涙を枯らして 君に駆られて /
紙で出来た僕の心は水に濡れて弱っていく /
青い鳥、私の代わりにどうかないてください /
彼女が愛した空に、星に、月に、祈りを贈る /
これは予告?それとも予言?さぁどっちだ? /
人間は青いバラの神様になりうるだろうか? /
額に触れたいのはこんな銃なんかではなく /
祈りなさい。他でもない自分自身のために /
君が泣いて、風が凪いで、そこに僕は失く /
たとえ私の所為でも私の為でも泣かないで /
暗い部屋で光が差すのをずっと待っていた /
祈るように込めた弾丸は君の心臓を貫いた /
ぺたぺたひたひた足音が聞こえて眠れない /
ふと思い出す包み込んだ子供の手の暖かさ /
腕を伸ばせば届く距離なのに、君がいない /
閉じた蛇腹の端に2つの人間を置きました /
後ろから抱きしめる腕のなんという儚さか /
彼の棺は彼が共に過ごした大きな館でした /
貴方が残した呪いのような傷にキスをひとつ /
赤いバラに埋もれるような切なさが胸に痛い /
眠る英雄のために祈りを捧ぐ者はもういない /
高い高い壁を乗り越えて、見渡した世界は、 /
夏の人はひまわりのように太陽を追いかけた /
見上げた空は滲んでいたけど確かに青かった /
地獄は後ろに一歩、楽園はまっすぐ約4万km